やさしさのせいだったりするんだろうね
飛影の親切心。
※画像はイメージです
暗黒武術会決勝。
幻海が殺されたことを知らない桑原にキョトンとする飛影。
「おい幽助 なんで桑原に教えてやらんのだ」
(あのとき俺が言っとけばよかった)←コマ外の台詞
どうした飛影。優しすぎるだろ!!笑 桑原のことを気にかけるなんてらしくないぞ!
そしてその問いに対して幽助シカト。笑
しかしここの飛影のキョトン具合は本当に見ものです。
普段はカッチョイイ飛影ですが、たまにこういう風に素の少年に戻るところがいいですね。
まあ親切云々より、桑原が幻海の死を知らなかったことに純粋におでれーたんでしょうな。
少年漫画では師匠の死というのは一大イベントみたいなもので、
幽助が決勝前に
「皆聞いてくれ。ばあさんが殺された…俺は、俺はッッッ!!戸愚呂を絶対許さねぇ!!(涙ボロボロ)(手プルプル)」
で桑原あたりが
「何ッ!?うおおおおお!!!ちくしょおお!!ばあさんの仇を討とうぜっ皆!!」
とか息巻いて
そいで蔵馬飛影は神妙な面持ちで「ああ」とか言ったりして、んで手を取り合い、一致団結。
ここまでが定石なわけですよ。
ついでにコエンマが「お前たち、力を合わせて死んだ幻海のために云々~、みんなの友情の力で戸愚呂を云々~」と鼓舞したりしてね。
しかし幽白はそうでなかった。
ばーさんの死をショック通り越して未だに信じられないと言う幽助。(これ結構生々しいよな)
怒り狂う桑原。なんか悟ってる蔵馬。あ、うん…となんだかよくわからない状況に飲まれてる飛影の構図。
「人間というものはよくわからんな…」とでも思ったのかもしれません。
幽白はストーリーがやっつけでいきあたりばったりとよく言われるけど、こういうとこ結構練ってると思うな。
これは「ストーリー」と考えるべきか「キャラ達の性格上こうなった」のか悩むところですが。
まあ付き合い浅い蔵馬と飛影が幻海の敵討ちするってーのもおかしな話だしな。
話を飛影に戻して。
飛影はチビッコ視点からしたら完璧強いキャラって印象が強いんだけど
意外とそうでもないってところが可愛げありますよね。
四次元屋敷では幽助が早々にさらわれて、当時人気急上昇中だった蔵馬と飛影を活躍するためにさらわれたのか?なんて話があったんですが、実際のところ飛影はすぐ魂奪われてるし。笑
小芝居打った幻海のやりかたにイチャモンつけるなど、これまた少年らしい一面がのぞいて見えました。
飛影と言ったらやはり最後の異次元砲のところの付き添い(笑)ですね。
幽助を影から見守るってとこも勿論なんですが、大事な妹(雪菜)は桑原と蔵馬に任せてるってところが、ああ、こいつ仲間を信用するようになったんだな~と、胸が熱くなりました。
昔の飛影なら考えられないことですね。
おまけ。
幽白キャラ総勢のスリラー・ダンスを観てみたいなあと。